エコ住宅を最初から建てようとして建てたのではありません。と言うのも、狙っていた分譲地の建築条件が「エコ住宅を建てること」だったので、それに倣ってエコ住宅を建てる運びとなりました。
工務店から岡山市の飲み放題の店でエコ住宅についての説明を聞いても、家の構造や材質についての話しはちんぷんかんぷんで右から左でした。ただ分かったことはというと、「機密性が高く」「冬暖かく夏涼しい」ということだけです。
新居ができたのは12月。北国の冬真っ最中に住み始めることになりました。外は雪がどっさり積もってもちろん寒い。「機密性が高く冬暖かい」をいつ実感できるか楽しみにして足を踏み入れたのですが、それを実感できたのは数時間後でした。素足の冷えがない、靴下を履いていないのにです。子供たちは家の中で靴下を履くのを嫌うので、床が冷たくないというのは子供たちにとってもありがたいです。
次に実感したのは朝です。エアコンを切ってから就寝し、翌朝リビングに行くとひんやりとした空気はなくほんわり暖かいのです。今まで住んだところは、暖房を切った瞬間から部屋が徐々に冷えていき、家の中に居ても防寒着が必要なほど寒くなるのですが、エコ住宅に住んでからは、長時間外出した後家に入っても冷えは全く感じず、暖房をつけることを忘れることもあるほどです。
冬は家の中が寒いだけで、家事もやる気がなくなってしまうのですが、今の家に住んでからは、朝寒くて家事が億劫に感じるということもなく、とても快適です。
北国の冬は雪が降っても降らなくても寒いです。機密性が高いエコ住宅は、今までたくさんの暖房器具で囲まれた生活から解放されます。それは、環境に優しいだけではなくお財布にも確実に優しいのです。厳しい冬を過ごす地域の方々にこそ、エコ住宅をおすすめしたいです。